製造工程で白煙が発生。人体に悪影響を及ぼす成分が含まれていないか心配です!!
●問題視している白煙は溶接時に発生する。
●現場には局所排気装置が備えてあるが、白煙を十分には取りきれていない。
●作業環境測定の実施経験なし。
白煙は溶接時に発生することから、金属ヒュームが主成分ではないかと推測。金属ヒューム等の粒子状物質はフィルターで、ガス状成分は吸着剤で捕集し、成分分析を行いました。
分析の結果、白煙中に含まれている多量の粒子状物質の成分は亜鉛と鉄であることが判明。
粉じん障害予防規則では、スポット溶接に作業環境測定等の義務は課されていませんが(アーク溶接の場合は測定義務があり)、金属の微粒子は「金属熱」や「じん肺」の原因になることもあるため、作業者の健康管理のために定期的な作業環境測定の実施をお勧めしました。
作業環境測定実施等のお問合せは、「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。
蛍光X線分析、ICP分析、ハロゲン分析、吸着剤捕集GC/MS定性