これはつくしの胞子です。
春になるとよく見かけるようになる「つくし」はスギナと呼ばれるシダ植物から生える胞子茎で花のような役割をもっています。
胞子茎であるつくしの頭部(胞子のう)には100万個以上もの胞子があり、すべて放出すると役目を終えすぐに枯れてしまします。
胞子のメカニズム
つくしから放出された胞子には驚きのメカニズムが
あります。
まず胞子から4本の手が生えているいるように見えます。
これは弾糸といわれるもので、4本に見えますが実は2本なのです。
気温が上がるとつくしの胞子のうが開き外気にさらされます。
すると乾燥により丸まっていた弾糸が四方に伸び飛び出していきます。
その後、湿度の高い場所に辿り着くと弾糸は再び丸まり風に飛ばされにくくなり
新たな繁殖地を手に入れるのです。