これはカニの殻の内側に付いている薄皮を1万倍で観察した画像です。
よく見ると細い繊維が集まってできていることが分かります。
この繊維はキチンという物質でできていることから、"キチンナノファイバー" とも呼ばれています。
キチンナノファイバーからは様々な効能が発見されており、新素材として着目されています。
他にもカニの殻には、赤い色素の抗酸化物質 "アスタキサンチン" も含まれているなど、
これまで捨てられていたカニの殻も、今では宝の山になりつつあります。