これは雲母(うんも)という鉱物を細かく砕いたものです。雲母は別名"きらら"や"きら"ともいいます。英名はマイカ(mica)で、こちらも"輝く"という意味があるそうです。
その名の通り、雲母の粉はキラキラと輝きます。ラメ入りマニキュアやマイカ塗装には雲母の粉が加えられています。
雲母は結晶構造自体がシートになっているため、1枚の厚さは原子レベルの1nmと言われています。この画像の雲母片の厚さは1µm程度ですが、ここに約1,000枚の雲母が重なっている計算になります。
これまでミクロ探偵団では雲母の他にもキラキラ光るものとして、アワビの殻、金や銀の顔料、玉虫の翅を紹介してきました。ぜひ雲母と見比べてみてください。