仙人掌(サボテン)の棘の付け根
複数の棘が一ヶ所から生えています。
棘で集めた朝露を吸収する場所で、棘座(しざ)といいます。
一本の棘の表面にはさらに小さな棘が生えていました。この棘が空気中の微小な水滴を効率的に集め、棘座へ送っているということが近年の研究で明らかになっています(Nat. Commun. 2012;3:1247.)。
水の乏しい過酷な環境で生き残るために、こんな小さな部分までをも進化させているのですね。